推進派・反対派の意見

更新日:2018年12月9日

日本だけではなく世界的に高い注目を集めている原子力発電の「推進派」と「反対派」の両方の意見をご紹介します。インターネット上でアンケートを採らせて頂き、そちらでご応募頂いた意見をそれぞれまとめております。

原子力発電の仕組みとメリット・デメリットも併せてご参照下さいませ。

推進派(10件)

●●原発について、私は一部賛成です。2011年3月の震災によって露呈された原発の脆弱性、建設から廃炉にかかるまでの総費用の高さ、などが課題となっています。これらの課題が解消された時には、再び原子力政策を進めてもかまわないと思います。

ただし、今後万が一、原発を全て停止しなければならない事態が訪れた際に、電力不足に陥いるのは問題です。明確なエネルギー政策を打ち出し、代替エネルギーを確保することも同時に進めていくべきです。

●●水力発電やソーラー発電をすればいいという声が聞こえてきますが、原子力発電が発電できる電気の量は、比べることができないほど大きなものです。だから、他の発電方法ではなく、原子力発電が必要なのです。

●●事故が起こる事を前提に、常時最新の設備などを使い、作業員の方はもちろん、人事に関しても定期的な配置転換や教育を施せばいいと思います。今回は、地震からの自然災害と思われがちですが、私はあくまでも人災だと思っています。

●●今の日本全体の経済を考えると原子力発電は必要です。危険性は言われているほど無いと思います。コンピューターが基盤となる社会で、コストの低い電力をたくさんつくり、企業の負担を減らし、国を発展させる必要があるように思います。

●●安全面の確立ができ、廃棄物の処理を埋める方法ではなく十分安全な物質にまで化学変化させる科学技術が発達してから実用化にとり組むべきであったので、それらがクリアできればという条件付で賛成です。

●●原子力発電には賛成です。確かに東日本大震災から続く福島第一原発の問題など、不安な点はあるのですが、これからのエネルギー事情を鑑みると、どうしても、効率のよさを手放すことは考えにくいです。

また、環境の面でも、コントロールすることさえできれば、クリーンなエネルギーであることに変わりないので、このポイントも大きいです。これまでの技術発展とは困難なことを可能にしていくことで成り立っていたはずなので、原子力に関してもコントロールできるようになると思います。

●●原子力以外の火力や水力などは、費用態効果が原子力よりも劣るため、原子力に賛成です。ただ、現在問題にされているように、企業や個人が節電をすればじゅうぶんに電力がまかなえるのであれば、そもそも原子力自体は必要ないと思うため、現在の電力では電力供給が不足するのであればという条件を付け加えたいと思います。

安全に関しては、勿論どんなに対策を重ねても100%はありえないため、安全であればという条件はあえてはずしたいと思いますが、原子力建設によって、その地域住民の経済が潤ったり、補助金対策もあるので、一概に反対といえないと思います。

●●2011年3月の地震、津波による被害が起こる前は、当たり前のように利用していた原子力発電です。ただいけなかったのは、危機管理ができていなかった事だと思います。これを機に、安全対策、もしもの時の危機管理をもう一度見直していければ、原子力発電には賛成です。

●●将来的に石油やガスは枯渇することが予想されます。また、太陽光発電風力発電はクリーンエネルギーですが天候に左右され、今は発電コストもかかってしまいます。発電コストが低く、利用しやすい事で経済的にメリットが大きいのであれば原子力発電は魅力的でしょう。

しかし原子力発電は、災害による大惨事で後々コストがかかり、人体への影響も怖いところではあります。ただ、もし安全性を高めて、そのリスクを排除できるのであれば、原子力発電に賛成したいです。

●●正直なところどちらとも言えません。100%事故が起こらないというところまで安全性を高められれば、賛成です。99.99…%ではなく、完全な100%です。数万分の一、数億分の一、数兆分の一ではだめです。なぜなら、福島原発のように、事故が発生した場合の影響が大きすぎるからです。

そういうわけで、今日本にある原発は廃止した方がいいとは思いますが、そうなった場合に私たちの生活がどうなるのか、それを考えると簡単に反対とは言えないというのが私の意見です。

反対派(10件)

●●仮に完全に安全が確保されていたとしても、今のような運営体系はとても認めるわけにはいきません。原子力という危険性の非常に高いものを取り扱っている分、必要だと言われるお金の額も大きくなりすぎているのではないでしょうか。もう少し、コストも考えてもらいたいと思います。

●●反対だとか賛成だとか色々ありますが、子ども騙し見たいな説明はやめて、本当の必要性について、本当の危険性について正直に全てを知らせて欲しいと思います。そうでなければ賛成できるはずがありません。

●●反対の理由は、技術力がまだ基幹産業としての発電事業を行うレベルにはいたっていないと思うからです。

研究レベルで小規模に、安全面を配慮しつつ行う事には反対しませんが、通常の運転においても被曝労働が不可欠で、高レベル廃棄物の処理も事実上不可能な、現在の技術レベルで、電力事業として行うのは、土台無理な話だと思うのです。

●●私は原子力発電には完全に反対です。放射性物質の流出が未だに収まっていない中、まだ原子力発電を続けようとする意味がわかりません。しかも、未だに原発事故は終息していないのです。

日本では残念ながら放射線測定器が必須となっていました。今後も放射性物質に気をつけながら生活しないといけないのは人によっては精神的にも厳しいこともあると思います。

本来なら、原子力発電なしでも電力は足りるという話を聞いたことがあります。ただコストの面で費用がかかるので、やらないだけです。国民の安全を考えるなら原子力発電は止めるべきではないでしょうか。

●●今回のような事故で修復が困難である恐ろしさを初めて知りました。事故に対する対策が不十分な状態での発電方法での運営は反対です。自然の大きな力に逆らうことはできず、日本だけでなく全世界でリスクが高すぎると思います。

●●現在停止している原子力発電所を再開しなければ、日本の電力供給は不足すると言われていますが、原子力発電には反対です。福島第一原発の映像を見て心底恐ろしいものだと実感しました。もっと安全に電力を作る方法を考え、速やかに実践して、原子力発電から離れてほしいです。

政府は原発再開ありきで話をすすめているので、代替エネルギーの開発に消極的なように思います。あるテレビ番組で、日本は原子力発電に伴う使用済み燃料の処分場所に問題を抱えているという話をしていました。

電力供給が不足するなら、国民ひとりひとりが現状を理解し、省エネルギーで生活する方法を工夫することも大切です。日本で生活する全ての人が当事者だと思って考えなければならない事態になっていると思います。

●●原子力発電には反対です。人間が完全に処理できないものを後世に残し、この後どうなってもいいという無責任な態度を取るべきではないと思うからです。既に、フィンランドにある最終工場では、放射能が無害化するまでに2万年かかると言っているのですから、この狭い日本にこれ以上核のゴミをためるべきではありません。

そして、我々の現在の生活を見直し、エネルギー消費を減らして、自然エネルギーを活用する道を探っていくことが必要だと思います。

●●お金がかかり(発電コストが安い?それ以外に掛かる金額が甚大なのに隠蔽)、地球規模で自然を破壊し、人の体を蝕みます。

そもそも自分たちが死んだあとの世代にまで、時間とお金をかけて封じ込めなければいけないようなものをわざわざ生み出している時点で「安全」とは言えませんし、安全と言い続けてきた人が責任を放棄しても許される社会に憤りを感じています。

また、原発ばかりを推進するために、その他の発電の開発が遅れていると思います。日本人(もちろん世界も)の技術力・知恵があれば、その他にいろいろな発電システムが生まれていることと思います。

これからは人類と地球の未来のためにも、真の意味での安全・安心・安価な発電システムを開発していくことに注力すべきだと思います。

●●すでに放射能物質に汚染されつつあるというのに、何故未だに原子力にこだわるのでしょうか。言い方は悪いですが、気が狂っているとしか思えません。全部お金のせいではないでしょうか。

日本にはたくさんの自然エネルギーがあります。それを活用すべきです。世界唯一の被爆国。地震の多い国。そんな日本で何故そこまで推進する必要があるのか分かりません。お金のために大事な土地や大事な人たちを犠牲にするのでしょうか。わたしは絶対に反対です!

●●今回の事故で明らかになりましたように、事故の確率は、極めて低いですが、被害は、人以外に、地域の産業、住民の故郷の喪失、今後、何年にも及ぶ差別的風評被害など計り知れないものがあります。地球のためにもクリーンエナジーを創出する時期に来ていると思います。